アルファ ジュリエッタ イタリア試乗・詳細報告
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:FCAジャパン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:FCAジャパン
アルファロメオの前身であるALFA=ロンバルディア自動車製造会社がミラノの西の外れ、イル・ポルテッロに設立されたのは1910年のことで、今年はそれからちょうど100年目に当たる。その記念すべき年にデビューしたアルファのニューモデルがジュリエッタだが、その名前を耳にして1954年に誕生して1965年まで現役だった初代ジュリエッタを思い浮かべた貴方は、僕のような60歳前後の人間か、かなりのヒストリックカー好きに違いない。一方、1977年に出現して1985年まで生産された2代目ジュリエッタを思い浮かべた貴方は、40代のクルマ好きだろうか。そして、今年のジュネーヴショーにデビューした3代目を思い浮かべた貴方は、まさに現代のクルマ好きだ。いずれにせよジュリエッタという車名は、アルファロメオにとっても深い思い入れのあるネーミングなのである。
実際、147の後継車の意味合いも含んで今年のジュネーヴショーで発表された新しいジュリエッタは、相当な気合いを込めて開発されたクルマらしい。VWゴルフなどと同じCセグメントに属する5シーターの5ドアハッチバックで、ガソリン3種類とディーゼル2種類があるエンジンはすべてターボで過給された4気筒、現在のところトランスミッションは6段MTのみの設定で、いずれも前輪を駆動する、というのがその概要だ。
“コンパクト”と名づけられたジュリエッタのプラットフォームはまったく新たに開発されたもので、優れたロードホールディングと俊敏性に加えて快適さを実現し、さらに高度な安全性をも備えるという欲張ったものだ。それらは具体的には、高剛性のシャシー、フロントが進化型マクファーソンストラット、リアがマルチリンクの各部にアルミを多用したサスペンション、デュアルピニオン式ギアボックスに電動パワーアシストを採用したステアリング、などによって実現されている。とにかく目標を高く設定し、それを様々な新技術によって達成した、という印象の強い“コンパクト”プラットフォームなのである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?